就活生のみなさま
こんにちは、花組採用担当の松生（まつおい）です。
私は花組の採用を担当しながら、それとは別にキャリアコンサルタントとして主に学生のみなさんに向けたキャリア教育をさせていただく活動をしています。
採用担当として多くの学生さんとお会いしお話を伺うなかで、学生のみなさんが就職活動をされる中で「仕事ってなに？」「自分ってなに？」と悩まれる姿を数多くみてきました。そんな悩みや疑問を少しでも解決に向けられるよう、キャリア教育、キャリア支援のお手伝いを始めることにしたのです。今回はキャリアコンサルタントとして「キャリア」について皆さんにお話したいと思います。
みなさんは「キャリア」という言葉を何度となく聞いたことがあるかと思います。
学校では「キャリア教育」「キャリアセンター」「キャリアガイダンス」などなど。
特に就職活動が始まるとより「キャリア」という言葉を身近に感じているかと思いますが
果たして「キャリア」っていったいなんでしょうか？
「キャリア」というとまず思い浮かぶのは「仕事」「経歴」「職歴」かと思いますが、実はキャリア（career、carrier）の語源は、英語の「馬車（＝carriage）の轍（わだち）」だと言われています。そこから人がたどる行路やその足跡、経歴、遍歴等も意味するようになりました。自分が歩んできた人生の道のりを振り返ると、そこにはそれまで自分という馬車が刻み付けてきた轍が残されています。人が歩み続けるとそこには轍という「キャリア」ができる、つまり「キャリア」とはただ単に仕事や経歴を表すのではなく「仕事をすることによって歩む人生」をも意味しているのです。
これから皆さんは就職活動を経て、自分の仕事や職業を選択していくこととなると思います。その選択は単に「職業」を選ぶだけでなく、その先の「仕事をすることで歩む人生」をスタートさせることになるのです。その選択において、これから選択していく仕事がその後の自身の人生にどう係わっていくのか、仕事をすることで自身の人生をどのようなものにしていきたいのかということに想いをめぐらす必要があります。就職活動をされる中で、その人生こそ自身の轍になり「キャリア」になっていくことを頭の片隅にでも覚えていただけたらいいなと思っています。
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